ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

プリンターのインク商法からくりを暴いた米国人、お陰でインクが安くなる。

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年賀状の季節、いつも頭を悩ますのがプリンターのインク代が3000円〜4000円とバカ高いことだろう。プリンター本体は5000円〜6000円と安い設定なのになぜインク代がこんなにも高いのか。3年前、アメリカの美術業者が「残量1%」の表示の出たカートリッジを取り出してインクの残量を計ってみたら出るわ出るわで20%もインク残量があったのをYoutubeで公開したため(上の写真)、プリンターメーカーの「インクで儲ける商法」に対しての風当たりが俄然強くなった。遅まきながら日本でもインク代の高さに不満を持つ人々が年賀状の代わりにメールやSNSで済ませる事態にプリンターメーカーが慌てふためき「インク商法」を辞めると言い出している。先陣を切ったブラザー工業は『プリンターは安くインクは高く』というビジネスはもう成立しない」とインク容量が従来の10倍〜16倍という大容量で1年以上カートリッジの交換が不要というプリンターを年賀状印刷に向けて発売した。しかし、年賀状の市場規模は2006年の44.6億枚をピークにして2018年にはその半分近い25.8億枚まで急激に落ち込んできている。年賀状を自分でプリントして楽しみたい人達の足を長い間引っ張ってきた「高いインク代」を今さら各メーカーが辞めたからといって果たして年賀状の数がプラスに転じるかと言えばそうではないだろう。キャノンやエプソンなどプリンターメーカーが長い間続けてきたあざとい「インク商法」にいよいよ「報い(跳ね返り)」の時がやってきたと言えるのではないだろうか(笑)