

80年前、沖縄県の伊江島で、終戦を知らぬまま2年間ガジュマルの木⬆️の上で生活した2人の日本兵が居たのをご存知だろうか。終戦を知らずに木の上で暮らしていたのは、沖縄県出身の佐次田 秀順さん(⬆️右)と、宮崎県小林市出身の山口静雄さん(⬆️左)。2人は、日本軍の兵士として島に駐留していたが、アメリカ軍の攻撃で部隊は壊滅。壕の中に居るのは危険と思い山口さんと佐次田さんは壕から出ることを決め、外に出ると目に見えたのが、大きなガジュマルの木。2人は木の上に隠れようと登り、枝や葉を足して巣のようなものを作り、島を占領したアメリカ軍から隠れて過ごしていた。しかし、木の上でも頭を銃弾がかすって目の下の骨が折れたり肩にも銃弾を受けたり、足の太ももに銃弾を受け貫通して木から転げ落ちたりしたという。2人は、昼は木の上に身をひそめ、夜になるとアメリカ軍のゴミ捨て場から食料を取ってくるという生活で命をつないだ。戦況を知るすべもないまま、木の上の生活を始めて2年、2人が隠していた食料が何者かに盗まれていたため、「食料を取らないでください」という手紙を置くと、その数週間後、『日本の兵隊さん、戦争は終わりました、終わりました』と繰り返し呼ばれたことで、ようやく「終戦」を知ったという。この実話を基にした映画「木の上の軍隊」が7月25日から全国公開される。