ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

「ポツンと一軒家」住みたくないけどノゾきたい、で高視聴率15%

 

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日本各地の人里離れた場所にポツンと立つ一軒家を訪ねてゆくという極めてシンプルなストウリーのテレビ番組がなぜか高視聴率を上げている。番組が放映されるたびに平均視聴率が15%を超えるというマレに見るヒット番組だ。この番組を制作しているプロデューサーの植田氏はヒットの秘密について「本当に人が住んでいるかわからない山奥の家を訪問する様子は、『大丈夫かな、本当に家はあるのかな?』というドキドキ感があるし、住んでいる方のお話は『そうか…こういう理由で…』と必ず何らかのストーリーがある。テレビ局内でのプレビュー(試写会)でも大盛り上がりで、これはイケると思いましたね」と語っている。番組の評論家からは、ヒットした理由は「何が何でも“ポツンと一軒家”に到達しなければ番組が成立しない。この引くに引けない感=本気度が、画面からも漂ようのが視聴者に受けたからではないか」あるいは「一般人にはなかなか真似出来ない暮らしぶりという新鮮味、メイン視聴者とされるシルバー世代には自分たちに近い高齢者の思いが伝わるのでうるさいバラエティ番組より受け入れやすかったからだ」といった意見があるようだ。普通の暮らしをしている人々が最も恐れているのがひとりぼっちで「孤独」に暮らすこと、その孤独な暮らしを山の中のポツンと一軒家で実際にしている「人物」はどんな人でどんな事情があるのだろうかと興味を抱くのはごく自然な事に思われる。「自分では住みたくないけど、どんな暮らしをしているのかちょっとだけ覗いてみたい」高視聴率を集めた理由は、人々が最も恐れている「孤独」な暮らしについて思いを馳せる番組だから、と言えないだろうか。