ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

また負けた錦織圭。また投げたラケット。試合後の奇妙な冷静さ。

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グランドスラム初制覇を目指して今度こそと臨んだ錦織圭ウィンブルドン大会。しかしまたもや過去に一度も負けたことの無い格下相手にいきなり2セットを先取され第3セットは辛うじて取り返したもののいいところなく3回戦で敗退という結果に終わってしまった。「いい加減にしてくれよ」グランドスラムでの初優勝をいまかいまかと待ち望む日本のファンからはまたタメ息が漏れてくるようなゲーム展開だった。この試合で唯一ゲームを支配した第3セットについて「自分から相手を動かし始めていた。自分から打って行けたときはプレーは良かった。継続するのが難しかった」と述べた。さらに「今季は試合であまり勝っていないので大きな自信が試合の中で生まれてこない。それが思い切りの良さが出てこないところにつながっている。自信がついてくればプレーも変わってくると思う」と冷静に自分を振り返っている。試合直後に冷静に自分を振り返ることが出来る錦織圭オオカミ少年では無いのかもしれない。最近ストレスが溜るとラケットを地面に投げつける錦織圭ウィンブルドンでは一度その素振りを見せながらも思いとどまり、コート背面のシートに向けてラケットを投げつけたのである。伝統のあるウィンブルドンの芝生のコートにラケットを投げつければ「事が大きくなる」そう判断した錦織圭の瞬時の分析力は、今後のグランドスラムでもきっと活かされるに違いない(笑)