全米プロゴルフ選手権で、3日目が終わって「今度こそ優勝濃厚」と騒がれていた松山英樹が最終日に失速し結局は5位に終わった。ゴルフ界で日本人によるメジャー初制覇の夢は来年にまで持ち越されることになったのだ。松山英樹のゴルフのメジャー制覇と言い錦織圭のテニスのグランドスラム勝利と言い、なぜ日本人のトッププレーヤー達はもう少しのところで大きな勝利をモノにできないのだろうか。試合後、松山英樹は涙をぬぐい「何をすれば勝てるのかわからない」と弱音を吐いた。そして「勝てる人になりたい」と25歳の若武者は声を振り絞って答えたと言う。日本人のトッププロが挑み続けるビッグゲーム制覇にはまるで魔物が棲んでいるかのようなことごとくの敗戦つづきは観戦する日本のファンにとってはストレスばかりが溜る一方だ。最終日に崩れた松山英樹は自分のプレイを「(自分には)自信を持って打てる技術が無いのかなと思った」と語りさらに「場数が増えていけばそれだけ(勝てる)チャンスが増えてゆくと思うので1回でもその(初制覇の)チャンスに当たるように(これから)もっともっとチャンスを増やしたい」と語った。世界に負けない試合テクニックを持つ松山英樹も錦織圭も「あと少しだ」と感じているビッグタイトルへの挑戦、今回松山英樹が語っているように勝てるチャンスはきっと来るはずだ。ところで幸運の女神を見つけたら思いっきりその前髪を掴まなければ幸運は掴めないという西洋のコトワザをご存じだろうか?そのワケは、女神の後頭部はツルツルのハゲで掴めないからだという。この話に笑えない人は、松山・錦織若い2人の「果報は寝て待て」の意味をきっと理解できないに違いない(笑)