ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

13年前のTV番組で、ピコ太郎は「世界をビックリさせる」と予言していた。

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ピコ太郎こと古坂大魔王が13年前のTV番組に出演している映像をYouTubeで発見した。当時の彼は30歳、その番組は現在でいうところのクラウドファンディングつまりお金が無くて起業したい人が出演して、複数の人に出資をお願いするという内容の番組である。若き日のピコ太郎は、冒頭の説明で「ジャパニーズな祭りとテクノミュージックを融合させて世界をビックリさせたい」と語っている。これはまさにそれから13年後の自分の現在の姿をおぼろげながら語っているではないか。自分の未来像を正確に予言できる人物はホンモノである。自分のコンセプトをこのように語ったうえで、そのためのデビューの場をロンドンでしたい、そのために必要な資金を集めるためにこの番組に出演した旨を語ったのだが、出資を検討する側の中小企業の社長さん達からは賛同を得られずに、番組は終了してしまう。この13年前の映像を見ながら感心させられたのは、そのあと現在に至るまでの13年の間ピコ太郎が一貫して日本国内ではなく世界をターゲットとして意識し続けていた点だ。だから、他の芸人では考えもしない世界の人々が注目するYouTubeへの動画投稿を思いついたのだろう。ちなみにピコ太郎という奇妙な芸名はピカチュウを連想させるといって外国人はみな喜ぶらしい。内向きな若者が多い中では珍しいピコ太郎のグローバルな視点。彼が夢見てきた「ジャパニーズな祭りとテクノミュージックの融合」というユニークな日本発POPカルチャーを携えて、ロンドンでもニューヨークでも、絶頂期にある今だからこそピコ太郎は思い切って羽ばたくべきだろう。勢いに乗って世界のエンターティナーとして大化けするかもしれない。そのためのクラウドファンディングを彼が求めるのなら、私も喜んでそれに応募してみたいと思う。