プロテニスの4大大会(グランドスラム)で全米オープンで2度、全豪オープンで2度の優勝を誇る世界女子テニス界のトッププレーヤー大阪なおみ選手。彼女の母親は日本人の環さんだ(⬆上写真左)。その母親の環さんが、日本テレビの番組に出演し、愛娘の才能が開花したきっかけについて語った。ハイチ人の夫マックスさんとの間に生まれたなおみは、1歳年上の姉と一緒に3歳でテニスを始めたが、子供時代はなおみより、姉の方が才能あふれる選手として期待されていたという。「姉の方がみんなに期待されて、新聞に載ったり」。その一方で「(1歳下の)なおみは全然、球も打てなかったし、“なおみ、ちょっとダメだな”と思ってた」と、環さんもあきらめそうになるほど子供時代は姉に比べて才能が全然感じられなかったという。司会者から「なおみさんは努力型?」と問われると、環さんは「なおみは努力、努力。努力しかないですよ、あの子は」と、持ち前の負けん気と努力で伸びていったと証言。大坂なおみが才能の片鱗を見せるようになったのは14、15歳ごろだったという。「サーブも違うし、フォアハンドも威力も違うし、“ああ、この子はトップ選手になるな”と確信しました」と環さんは語った。大坂なおみ自身も「天性の才能ある選手は難しいことをいとも簡単にやってのける。それを見た時にあらためて気づいたのは、私がグランドスラムで優勝できたのは、人より努力したからだということ。人々が私のことをどう思っているかはわからないけれど、私は天性の才能に恵まれたタイプではない。私はハードワーカー(努力型)なの」と語っている。