ドジャース・佐々木朗希投手が、フィリーズとの地区シリーズで2試合連続セーブを挙げた後、熱狂的な敵地ファンから受けたブーイングやヤジを「英語が分からないので、何を言っているか分からない。気にせずに投げられた」と語った彼独特の「鈍感力」。ピンチの場面でも決して動じることのない、佐々木投手のこうした「鈍感力」を同僚たちが口々に絶賛した。1塁手フレディ・フリーマン、「彼がマウンドに上がるたびに信頼しているよ。間違いなく最もプレッシャーのかかる場面、ランナー一、三塁で2アウト、9回裏、敵地という状況の中に放り込まれても落ち着いていた。初球のスプリッターは本当にいい球だった、冷静さと集中力が伝わってきたよ」三塁を守るマンシー「マジですごい。あれは簡単な場面じゃない。前回も今回も楽な状況ではなかったのに全く動じなかった。日本時代もWBCやビッグゲームを経験していると思うけど、ここ(MLB)はまた別次元なのに。それでも全く動じず、自分らしく投げている。本当に見ていて楽しいよ」、ライトを守るテオスカー・ヘルナンデス「本当にすごいと思う。あの状況で登板して最後のアウトを取るのは簡単じゃない。ロウキにとってもチームにとっても最高の瞬間だった」、絶体絶命のピンチで佐々木にバトンを渡した左腕べシアは「ロウキが素晴らしかった。相手チームにとって確実に厄介になっていると思う。素晴らしい。本当に集中している。僕にもほとんど質問してこないし、彼は自分のルーティンをしっかりと持ってるんだ」、チームに信頼されるほどの佐々木朗希の「鈍感力」、かなり魅力的なモノに見えてくる。