ドジャース・佐々木朗希投手(23)が、地区シリーズ第2戦のフィリーズ戦で、4−3と1点差にまで追い上げられた9回2死一、三塁のピンチの場面で5番手としてマウンドに上がった。前の打席でヒットを放っているナ・リーグ首位打者トレー・ターナーと対峙し、初球は内角高めにボール、続く2球目99・3マイル(約160キロ)のフォーシームでセカンドゴロにあっさりと打ち取り、ポストシーズン2セーブ目をあげた。佐々木の好救援について「ピッチング・ニンジャ」の愛称で知られる投球分析家のロブ・フリードマン氏が、佐々木が不調だった4月の投球とフィリーズ戦の投球映像を重ねて比較し、その“進化”を分析している。「違いがわかるかな? ロウキ・ササキのピッチングフォーム:4月(96マイル)vs10月(101マイル)」というキャプションとともに映像を公開。「ササキが投げたフォーシーム系の同じ球種だが、約154.4キロと約162.5キロとスピードが大きく違っている。私が注目したのは、セットアップのときの後ろ脚だ。私の推測では、このセットアップの変化(事前に力を溜めた状態つまり後ろ脚をより深く曲げた状態)は、投球動作の中で「大臀筋」をより効果的に使い、より大きなパワーを生み出すことを目的としているのだ⬆️」と佐々木の投球フォームの変化について分析した。つまり、佐々木投手はお尻の筋肉(大臀筋)を効果的に使うことで相手打者をねじ伏せるピッチングが蘇ったとフリードマン氏は言うのだ。これからも、佐々木朗希のお尻のパワーによる「オクトーバーピッチング」に注目だ。