本来は、投手&打者の2刀流プレイヤー大谷翔平が、 腕のリハビリのため指名打者の1刀流で、史上初の「50-50」達成、WS制覇を実現、MVP3度目の受賞という輝かしいシーズンを終了し、スポーツマガジン「Number」のインタビューに答えた。その中で「投手大谷VS打者大谷は、どちらが勝つか」の本人の回答が素晴らしい。Q.これまで“ピッチャー大谷”と“バッター大谷”はどちらが勝つかと質問して、大谷さんは、ピッチャーが勝つと答える回数が圧倒的に多かったんですが、今年のバッターの数字50ー50をもってしても、なおピッチャーがバッターに置いていかれた感じはないんですか。大谷:「ピッチャー大谷とバッター大谷、どっちが勝つかってことですか。いや、それはバッター大谷のほうが上だと思いますよ」 Q:えっ、ついにそうなりましたか 大谷:「それは単純に考えればそうでしょう。ピッチャーとして僕が1年間の数字を出していくのはこれからですからね。ただ、いいピッチャー対いいバッターなら、いいピッチャーが勝つ確率が高いのが野球ですから、僕と僕、この1打席でどっちが勝つかといったら、それは『ピッチャーです』って、僕は言います。バッターの僕が1打席だけでピッチャーの僕に勝つのは難しいと思います。僕と僕との1対1の勝負で、10打席、100打席くらいまではピッチャーのほうが圧倒的に勝つんじゃないですかね。ピッチャーのほうがまだまだ「伸びしろ」は大きいと思っていますし……でもね、今年はバッターのほうも思っていたより「伸びしろ」が残っているんだな、ということも感じました」。「伸びしろ」は投・打共にまだまだあるという30歳のスーパースター、恐るべしである。