ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

OVERRATED!のヤジの大合唱、大谷翔平は意味を理解したか?

エンゼルスの大谷翔平選手は、ヤンキースとのダブルヘッダーで、第1試合「2番・投手兼DH」の“リアル二刀流"で先発。自己ワーストタイの1試合3被弾など、3イニングを8安打4失点で4敗目を喫した。そして、「2番・指名打者」で出場した第2試合、7回、ここまでノーヒットの大谷が打席に立つと、3万3476人がつめかけたスタンドから「Overrated(過大評価)!」というシュプレヒコールが繰り返された⬆。中継局マーキーSNのテレビ音声でもはっきりと聞き取れるほどの音量で、二刀流のスター大谷をこき下ろしたのだ。確かに、今シーズンの大谷選手は、ここまで打者としては219打席でホームラン11本、打率244,投手としては9試合に登板して3勝4敗という成績で、昨年のMVP選手とは思えない低調さだ。ヤンキースファンの「過大評価」というヤジの合唱は現在の大谷選手の立ち位置を正しく評価しているように思われる。「過大評価」というヤジが大谷に向かって飛んだ理由は、昨シーズンの4月開幕直後、大手スポーツメディア「ブリーチャーレポート」が、2021年シーズンMLBでもっとも「過大評価」されている選手の第1位に大谷選手を選んだからだ。所がどうだろう、シーズンが終わってみれば大谷選手は投・打2刀流でMVPを手にし「過大評価」の声を見事に裏切って見せた。2022年シーズン、大谷選手はヤンキーズファンの「過大評価」というヤジの合唱を裏切るだけの投・打2刀流での活躍を果たして見せられるだろうか。