ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

日本の長引く不況は「他人の足を引っ張るから」NEWSウィーク。

日本経済はバブル崩壊以降、30年以上にわたってほとんど成長できない状況が続いている。消費増税が原因であるとの指摘も出ているが、欧州各国が15~20%という高い消費税率であるにもかかわらず順調に成長している現実を考えると、この理屈は当てはまらない。日本だけが消費を拡大できない理由は、長年ナゾとされてきたが、ニュースウィークの過去記事に「日本人は諸外国と比較して「意地悪」な人が多く、他人の足を引っ張る傾向が強いことが景気を低迷させ続けている原因だという説を見つけた。記事によれば、日本人はアメリカ人や中国人と比較して他人の足を引っ張る行動が多いというある実験結果や「新型コロナウイスルに感染するのは自業自得だ」と考える日本人の比率は11.5%と、中国の4.83%やアメリカの1%などと比べて突出して高かった事などを踏まえ、日本人は他人を他人と割り切れず、互いに相手の行動を邪魔している。日本では何か新しい技術やビジネスが誕生するたびに声高な批判が寄せられ、スムーズに事業を展開できないことが多い。その間に他国が一気にノウハウを蓄積し、結局は他国にお金を払ってその技術やサービスを利用する結果となる。成功者は基本的に妬まれるので自身の経験を積極的には他人に語らず、成功のロールモデル(手本)として共有しにくい、これでは消費経済が活発化するわけがない、と記事は結んでいる。日本人は「他人の足をすぐ引っ張る」のは事実だが、それが景気低迷の原因というのは、いささか性急な意見に思われる(笑)