ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

JALと海保機衝突、滑走路手前になぜ信号機が無かったのか。

東京・羽田空港で日本航空と海上保安庁の航空機が衝突⬆、5人が死亡した事故。海外からは「滑走路手前になぜ信号がなかったのか」という指摘があるが、海外の空港では滑走路入口に信号があるのは常識なのに、日本の空港では信号機がある所と羽田空港のように信号が無いところもある。その理由は、管制官がレーダーと目視と無線で1便1便捌いてゆく方法が一番という航空関係者全体の旧態依然の考え方に依るものだ。しかし、機長も管制官も生身の人間、勘違いが起きるのは当然だろう。より科学的な方法で滑走路の安全管理を行う措置を早急に考えるべきだろう。滑走路入り口手前には地上の航空機や車両など無断侵入の物体を検知できるレーザー装置を設置し、無許可の侵入を検知したら侵入者と管制の両方に警報を発し、路面振動装置で侵入を未然に防ぐようにするなど、滑走路すべてを改造すべきだろう。今回の事故について元日本航空機長の塚原利夫氏が「飛行機のシステムはハイテク化されているのに、飛行機の管制は人の声、音声無線が頼りという一番ローテクな部分。これが安全の要になっていることでよくトラブルが発生しがち」と語っているように、今回の衝突事故は、まさにローテクが生んだ悲劇と言えるだろう。