ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

「誰かがやってくれる」で負けたサッカーU-22代表。

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来年のオリンピック前哨戦となるサッカー国際親善試合でU-22日本代表がコロンビア代表に一方的な試合展開の末0−2で負けてしまった。テレビで観戦していて感じたのは、選手たちに勝とうとする“熱”はあったかもしれないが、それが表に現れてこないままで淡々と負けてしまった感じだった。球際では相手に対して腰が引け、選手お互いが意思疎通を欠いたまま、反撃の機運さえ高められない、その惨め過ぎる完敗劇を見て来年のオリンピックに一抹の不安を感じざるを得ない一戦だった。MFの堂安律選手は、試合後のインタビューで「戦術とかの面以外で、球際で負けすぎていた。『誰かがやってくれるだろう、誰かが次守ってくれるだろう』そういうふうに見えたし、自分もまだまだ体を張るシーンが少なかった」と反省したが、日本人選手の覇気のないプレーはまるで夢遊病者の群れのように見えた。「誰かがやってくれるだろう、誰かが次守ってくれるだろう」という安易な考えは日の丸を背負って戦う選手にあってはならない姿勢ではないのか。日本サッカー界の未来を担うであろう18歳の久保建英選手は試合後「強いて良かった点を挙げるとすれば、負けたことでみんなに危機感が生まれたと思う」と語ったが、先月来日した元アーセナル監督のアーセン・ベンゲル氏が名古屋グランパスの監督をしていた20年前当時と現在の日本のサッカー選手を対比して「20年前からの弱点が克服できていないように感じます。得点が入るとパニックになってしまう」と指摘したが、技術よりも先にサッカー選手としてのアグレッシブ(攻撃的な)精神を持つことがいま22歳以下の日本人選手に強く求められているのではなかろうか(笑)