ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

サッカードイツ戦、勝利の立役者は、久保建英ではなく菅原由勢だ。

 

サッカー日本代表が、アウェーでドイツと強化試合を行い、4対1で勝って去年のワールドカップに続いてヨーロッパの強豪ドイツから連続で勝利をあげた。この輝かしい勝利の立役者となった選手は誰なのか。ゴールを決めた伊東選手や上田選手や浅野選手や田中選手ではなく、前半戦でドイツの気勢を削ぐ2ゴールを鋭いクロスでアシストした菅原由勢選手だ⬆。テレビのニュースで繰り返し流れる先制点の場面を見れば明らかだが、前半11分、右サイドのタッチライン際にいた菅原は縦に仕掛けてドイツ選手をかわすと、ゴールライン際から低く鋭いクロスを右足で供給、ニアサイドの伊東が右足を伸ばしてコースを変えネットを揺らしたのだ。そして1対1となった前半22分、大外を駆け上がった菅原は、再び右サイドの相手陣地深くから低く鋭いクロスを入れる。ニアサイドの伊東がインサイドで合わせ、中央へ流れたボールに上田が左足でゴール右下に流し込んだ。日本代表が前半戦に決めた2ゴールはいずれも菅原選手の鋭いクロスが起点となった。あれほどの鋭いクロスをゴール付近まで供給できる日本人選手がかつて居ただろうか、とふと思った。勝敗を大きく分ける前半戦2得点をアシストした菅原由勢選手は試合後、「試合をやってみてこういう結果で勝ったら、やっぱり自分たちは勝つべくして勝ったなというのが正直な気持ち」と振り返った。日本選手のサッカー技術の「進歩」に驚かされた試合だった。