
日本人サッカー選手の前田大然が、英国スコットランドの名門セルティックでスコアラーとして完全覚醒を果たしている。3月4日時点で、スコティッシュ・プレミアシップ26試合12得点7アシスト全公式戦40試合26得点9アシストを記録し、リーグ得点王も視野に収めている。ドイツのブンデスリーガのバイエルンチームの誰もが前田の群を抜く数字に注目しているという。前田の半端ない動きと仕事量に感心し、「走り出したら瞬時にトップスピードに入る彼の動きは、実に捕まえにくく脅威的だ」と評している。このように欧州のトップレベルの選手や監督から称賛されている前田だが、日本代表の森保一監督には信頼されていないようだ。昨年に行われた日本代表戦の16試合のうち、前田選手の先発の機会はたったの2回だけ。また森保監督は、2年前セルテック所属の古橋と旗手怜央を代表「選外」とした理由を、「スコットランドリーグのレベル(が低い)」と言ったことで知られている。スコットランドリーグの中では、前田選手が所属するセルティックと そのライバルのレンジャーズが強豪クラブで、その他のチームは日本のJリーグ以下の実力と見做されている。しかし、欧州のトップレベルの選手たちがその活躍ぶりを称賛している「セルテック」の得点王前田大然に、日本代表としての活躍の場を与えようとしない森保監督は、確かに問題があると言えるだろう。