ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

スーパーボウル国歌斉唱、ホイットニー・ヒューストンは口パクだった。

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米国最大のスポーツイベントNFL(米国プロアメリカンフットボールリーグ)優勝決定戦であるスーパーボウル。試合開始前の国歌斉唱を歌うのはビッグネームの歌手に限られている。これまでマイケル・ジャクソン、ローリングストーンズ、プリンス、マライアキャリー、マドンナ、ビヨンセ、レディガガなど、まさに頂点を極めたアーティストたちがその大役を務めてきたが、中でも伝説中の伝説と言われる国家斉唱はと言えば、91年のホイットニー・ヒューストンによる斉唱だ。91年1月27日にフロリダ州タンパで行われた第25回スーパーボウルの会場に現れたヒューストンは、白いヘッドバンドにトレーニングウェアというカジュアルな出で立ちで(⬆上の写真)彼女が大きく口を開いた瞬間に、スピーカーから神がかった彼女の声が流れ出た。つまり、これは前もって彼女の歌声を録音したもので、彼女の伝説となった国歌斉唱は、何と口パクだったのだ。それが証拠にこの「音源」は2001年9月11日の米同時多発テロ後に再リリースされている。しかしこの国歌斉唱が伝説となった理由は、ヒューストンの編曲者でバンドリーダーだったリッキー・マイナーがヒューストンのために、拍子を4分の3から4分の4に変え、彼女に一音一音を長く伸ばして歌うように指示を与えたためだった。さらに彼女は国歌斉唱に、自分が幼いときから聞いてきたゴスペルの輝きをふんだんに盛り込み、自分が抱くイメージにつくり変えたことで一層の輝きを放つ国歌斉唱となったのだ。しかしyoutubeでヒューストンの国歌斉唱のこのシーンを見るたびにこれは口パクなんだと気になって仕方がないのは私だけだろうか(笑)