ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

64年前、白い息を吐きながら歌うマリリン・モンローの動画を見たか。

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NHKテレビ「映像の世紀」の「世界を変えた女たち」という番組内で放映されたマリリン・モンローの映像を見ただろうか。今から64年前1954年厳冬の2月に朝鮮戦争の最前線へアメリカ軍兵士の慰問に訪れたマリリン・モンロー。彼女は氷点下の「野外ステージ」に何と肌もあらわな上半身裸のセクシーなドレス姿(上の写真)で登場し、厚い防寒着に身を包んだ何千人もの兵士達へ向けて熱唱している。うす着のドレス姿のモンローが歌うたびに「吐く息が白く凍って見える」その衝撃的な映像に思わず目を奪われる。当時のニュース映像でこのマリリン・モンローの歌う姿が世界中に伝えられると多くの人々に衝撃と感動を与えたという。厳寒の中で延べ4日間、彼女は昼夜を問わず10回も厳寒の野外ステージにうす着のまま立ち続けて延べ10万人のアメリカ軍兵士達を熱狂させたが、慰問のあと無理がたたったのか高熱を発して倒れてしまい医師から「肺炎」と診断された。何とも凄ましいマリリン・モンローのプロ根性。この厳冬の朝鮮での4日間のステージについて彼女はのちに「この旅行が生涯で一番楽しい旅行だったわ、あの時生まれて初めて私は自分が人々に何らかの影響をあたえることができる、と感じたの」と語っている。アメリカの現役大統領だったジョンFケネデイとの不倫など多くの浮名を流して「20世紀のSEXシンボル」と称されたマリリン・モンロー。その人生は「薄着のドレスで白い息を吐きながら歌う」映像の如く「プロに徹した」演技を見せ続けた女優人生だったと言えるだろう。