ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

負けない侍ジャパン。WBCで負けた監督3人がその理由を語る。

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侍ジャパンWBCの1次・2次予選を全勝で突破した。強豪チームを相手に全試合無敗というその強さのヒミツは何だったのだろう。日本人が贔屓目で論評するよりも2次予選で実際に侍ジャパンと息詰まる熱戦を繰り広げた3人の敵将の目に映った「侍ジャパンが負けない理由」について試合後のインタビューから読み解いてみた。2次予選初戦で死闘を繰り広げたオランダのミューレン監督は、「日本はミスをしない。ディフェンスも素晴らしい。良いバッターがどんどん繋がる。ピッチャーも良いところを突いてくる」と語り、予選で2度戦ったキューバのマルティ監督は、「日本は非常にコンパクトなチーム。守備も投手も素晴らしい。バットの芯に当てることに非常に優れたバッターが何人もいる」と語り、最後に戦ったイスラエルのウェインスタイン監督は、「日本には卓越した投手力があって、隙の無いプレーをした。日本は素晴らしい投球、タイムリーな打撃で試合の流れを引き寄せた」と語った。3人の監督に共通していたのは侍ジャパンの筒香・中田・山田のホームランについての感想が無かったことだ。ホームランという腕力だけに頼ると負ける試合が多くなる実感があるのだろうか。ともあれ3人の監督が口を揃えた日本の投手力の素晴らしさ、そして繋がりのある打線、その結果が無敗での予選通過を達成させたと言えるだろう。いよいよアメリカ・ドジャーズスタジアムで始まるWBC決勝ラウンドでも、緻密な投手力とホームラン頼みでは無い繋がる打線で日本らしいコンパクトな野球を心掛けて、「侍ジャパン」にWBC3度目の栄冠をぜひ勝ち取ってほしいと期待したい。