アメリカのイェール大学の研究チームが、「食べ物依存症」に関する興味深い研究結果を発表した。それによると、高脂肪・高カロリーな食べ物ほど、人々に麻薬的な快楽を生み出すのだという。お腹がいっぱいになっていてもついつい止められずに、どんどん食べ続けてしまう。その結果、体重がどんどん増え続けるということになる。身近にある依存症の高い食品とは、ピザ、チョコレート、クッキー、アイスクリーム、フライドポテト、チーズバーガー、炭酸飲料、ケーキ、チーズ、ベーコン、フライドチキン、ロールパン、ポップコーンの13品目。これらをイェール大学の研究チームは麻薬的な食品つまり「依存症の高い食品」としてリストアップしている。これらの食品は、ヘロインやコカインがもたらす依存症と同様に、人が自制心を働かすことが困難な食べ物であり、食べ過ぎることが脳に刺激を与えてさらに依存傾向が強まってしまう、という研究結果が報告されている。依存症が高いこれら身近にある食品は、アメリカと日本では多少の品目の違いは有るかもしれないが、確かに一度食べると「止められない、止まらない」食品は我々の身近にもたくさんある事は事実だろう。こういう「止められない」食習慣に身に覚えのある人は「食品依存症」の疑いがあるということになる。高脂肪・高カロリー食品は麻薬と同じような作用で私たちの体に悪影響を及ぼしてしまう、ということを憶えておいたほうが良さそうだ。