ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

2兆円をたった5年で完済したスゴ腕の日産ゴーン社長が退任。

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日産の社長を17年間にわたって務めたカルロス・ゴーン氏が社長退任を発表した。2000年に45歳の若さで日産の社長に就任し当時日産が抱えていた2兆円の負債を5年間で完済し、国内シェアが12%だったのを20%にまで拡大するなどその並外れた経営手腕はアメリカのビジネス誌フォーチュンで「アメリカ国外に居る最強の事業家の一人」と評された。しかし、世界最大の自動車メーカートヨタの豊田社長が年収3.5億円なのに対してゴーン氏の年収10億円は取り過ぎだとやっかみ半分の日本マスコミが批判を浴びせた。この批判に対してゴーン氏は海外の自動車メーカーのCEOの平均報酬30億円に比べれば決して高くない年収だと反論した。彼はまたフランスのルノーの代表としての年収10億円と三菱自動車の年収10億円と合わせた合計年収が30億円にのぼる日本人がやっかむのは失礼な実力のある経営者なのだ。今後は日産の会長、ルノーの会長兼社長、三菱自動車の会長を務め3社連合の監督・指導を引き続き行っていくとゴーン氏は声明を発表した。南米ブラジルで生まれ、中東のレバノンで育ち、欧州フランスで大学を出て社会人としての一歩を踏み出したゴーン氏は文字通り世界を股にかけてグローバルな人生を歩んできた。そして天性とも思える類い稀なるその経営手腕は、ニッポンでそしてフランスで今後もいかん無く発揮され続けるだろう。しかし、3社合わせて数十万人の社員を統率するらつ腕経営者ゴーン氏が、グランドスラムで一度も優勝したことが無い日本人テニスプレイヤー錦織圭の年収35億円より自分の年収が少ないことを知ったら何と思うだろうか(笑)