ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

「寒い・菓子が食べたい」泣きを入れるゴーン氏、「用済み」だから釈放したら?

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11月19日に羽田空港に到着するやいなや日産の会長専用ジェット機内で逮捕され東京拘置所に収監され取り調べを受けている元日産ゴーン会長の勾留期間がさらに延長された。世界のVIPとして知られるゴーン氏への長期にわたる拘束には海外のメディアから「日本の司法は中世並みだ」という批判の声が聞こえてくる。かつて証券取引法違反で東京拘置所で同じ様な取り調べを受けた経験のある実業家ホリエモンは「寒くて大変だろうなあ」とゴーン氏に同情するツイートを書き込んだほどだ(上の写真)。たしかに世界のVIPとしての特別扱いをしない日本の司法による取り調べは、勾留期間が長引くに連れてゴーン氏に弱音を吐かせる効果は十分にあったようだ。面会した弁護士によれば「拘置所は寒い」「菓子が食べたい」とゴーン氏が素直な心情を吐くようになり「なぜ高額報酬を内密に受け取ろうとしたのか」の理由について取り調べの検事に対して「高額な報酬が開示されれば従業員の労働意欲が下がると思ったから」と正直に述べているという。勾留された人物から犯行の裏付けを取るために長期勾留し精神的なプレッシャーを与え続けるという日本特有の「人質司法」という取り調べ方法は、期間が長引けば長引くほど海外からの批判はさらに高まるだろう。今回のゴーン氏逮捕は、彼の仲介でフランス政府&ルノー社が日産・三菱の「企業乗っ取り」を図ろうとしたことに対しての日本側役員による告発によるものだった。ゴーン氏逮捕のあとに日産・三菱両社はまんまとゴーン氏を解任してしまい、フランス政府&ルノー社による「日本企業乗っ取り」の企みは事実上不可能になってしまった。これ以上、海外からの批判を受けないためにも東京地検特捜部は日産&三菱にとってすでに「用済」となったゴーン氏、もうこれ位で釈放すべきではないだろうか。