ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

「95%が国葬反対」、国民の声をスルーするこの国。

TBSラジオ「森本毅郎 スタンバイ!」の放送で、今秋に予定される安倍晋三元総理大臣の国葬について「リスナーの95%が反対」と伝えた。リスナーにツイッターとメールで意見を募集した結果、「国葬」に反対が95%と圧倒的に反対の声が挙がったのだ。番組パーソナリティーの森本毅郎氏は「テレビの映像で毎日のように花を手向ける人たちの列が報道されているんで、結構、安倍さんを悼んで賛成する方が多いかと思いましたが95%が反対でした」と驚きの感想を語った。安倍元首相の「国葬」の決定に対しては、すでに日本共産党(委員長:志位和夫)、れいわ新選組(代表:山本太郎)と社会民主党(党首:福島瑞穂)の3党は反対する談話を発表している⬆。しかし、「国葬」に対する一般国民の意見はTBSラジオの行ったリスナー調査以外にはまったく聞こえてこない。今回の参院選で「国葬」を支持する与党の自民・公明の得票数は2443万票だった。一方で、自民・公明以外に投票した人の数はこれを大きく上回る2700万人以上もいたのだ。自民党は、「国葬」について自民党に投票しなかった過半数以上の人々の意見にも耳を傾けて然るべきだろう。さらには、型通りの「談話」発表だけの野党3党も、TBSのリスナー調査に倣って有権者のアンケート調査を行うべきだろう。国民の声をスルーするこの国の政治はいつまで続くのだろうか。