JR東日本が山手線の田町ー品川間にオリンピックイヤーに開設する新駅のネーミングを発表した。新駅名は「高輪ゲートウェイ」と何とも長ったらしい和洋折衷の駅名となった。半年前から新駅名を公募していて64,000件もの応募があった中でこんな名前が第1位だったのかと思ったら実はこれ130位にランクされていたネーミングだという。応募第1位は「高輪」、第2位は「芝浦」第3位は「芝浜」といずれも漢字二文字で誰でもすぐに覚えやすい駅名だったのに、なぜJR東日本は誰でもが覚えやすい2文字駅名をボツにしてまで第130位の8文字の長い駅名を選んだのか?その横暴過ぎる駅名決定にJR東日本の傲慢さが透けて見て取れる。選定の理由をJR東日本は「新しい駅が、過去と未来、日本と世界、そして多くの人々をつなぐ結節点として、街全体の発展に寄与する事を願った」と説明したが、何の事はない投票1位だった誰でも覚えやすい駅名「高輪」にJR東日本が新駅周辺で現在開発している13万㎡の再開発エリアの「玄関口」となるのを願って「ゲートウェイ」という長ったらしい「尾ひれ」を手前勝手に「付け加えた」と言うわけだ。新駅を利用する人々が「覚えやすい」駅名であるより、自社の未来計画をPRするために長ったらしいネーミングを利用者に一方的に押し付けてくる、その傲慢とも言える経営姿勢は、「JR東日本の駅員は横柄過ぎる」という多くの利用客の絶えざる不満の声を一向に改善できないでいる「根本原因」であると言えるのかもしれない(笑)