ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

「ボヘミアン・ラプソディ」フレディはなぜママーと歌った?

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Mama……just killed a man…(ママー、人を殺してしまった)というフレディ・マーキュリーの母親に嘆きの告白で始まるクィーンの代表曲「ボヘミアン・ラプソディ」。「過去1000年でイギリス人が選んだ最も重要な曲」で、ジョン・レノンの「イマジン」とビートルズの「ヘイ・ジュード」を抑えて堂々の第1位を獲得したことで、イギリス国内での人気のすごさが良くわかる。ところで、この曲を作詞作曲したフレディ・マーキュリーが、なぜMumではなくMamaという歌い出しを歌詞に選んだのかイギリス人の間ではナゾとされているという。なぜならイギリスの上流階級でのみ用いられるMama(お母様)という呼びかけはロックの歌詞としては異質であり過ぎるという指摘だ。作詞したフレディ・マーキュリーの母親の話では、フレディは母親を普通にに“Mum”と呼んでいたという。さらに、曲の題名からしてボヘミアン(流浪の民)の少年が語るセリフとしてMama(お母様)という呼びかけは変に聞こえてしまうのだが。作詞したフレディのねらいは、タイトルに用いたラプソディの意味に込められた「オーバーに高揚した表現法」というねらいからMama(お母様)という呼びかけ方をわざと用いたとも考えられるが、さらに平たく考えてみれば、この曲の歌い出しをMum(マ〜ンマ)と発音するよりMama(ママー)と発音したほうが歌手としては「歌いやすい」という単純な理由からフレディは、Mama(ママー)の方を選んだと思われる(笑)