ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

超リアルなのに無表情、日本製ロボットは「モナリザの微笑」が造れない。

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Hanson Robotics社のロボット開発技術者David Hanson博士が開発した人型ロボットSophia(上の写真)が、驚くほど豊かな表情を持ったロボットとだとして世界中で大きな注目を集めている。人間に向かって「Sophia」が話す時には眉間にシワを寄せたり、目を細めたり、笑顔を浮かべ唇の端を上げたりと、さまざまな表情を浮かべてまるで人間が話すように話ができる。また微妙に顔の筋肉に当たる部分を動かして、微笑んだり困惑したり、真面目な眼差しになったりなど、キメ細やかなな感情まで表現できると言う。その秘密は、光の入り具合で色が微妙に変わるよう目の深い表情を実現したように、AIと統合させることで人と向き合った場合に自律してコミュニケーションを取れるようになり、より複雑で人間らしくほほ笑みを浮かべるモナリザのような微妙な表情を生み出す事に成功したのだという。それに比べて日本製の人型ロボットは顔の作りそのものは白人ロボットと比べても決して引けを取らない超リアルな作りだけれど、コトバをしゃべる際の微妙な表情の変化を生み出す技術が白人ロボットに比べてかなり不足しているようだ。日本製ロボットは一様に「のっぺり」した顔の印象を受けてしまう。大げさな表情表現を交えて話をする白人と違ってつねに無表情なまま会話をする習性を持つ日本人、ロボットの顔を作る場合にも日本のロボット技術者達は、国産ロボットの表情について「日本人らしく無表情のままで良い」と思っている為なのかもしれない(笑)