ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

錦織圭が決勝の舞台で9連敗し続けているのは、ニッポン企業のせいだ。

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錦織圭選手がウィーンで行われた決勝戦でまたしても優勝を逃した。2年前のマイアミ・マスターズの決勝でジョコビッチに破れて以来、これでツアー決勝で9連敗となってしまった。しかも9連敗のうち何と8試合であっさりとストレート負けしているのだ。日本の多くの錦織ファンは決勝で「踏ん張れず」にストレート負けを続ける錦織選手にストレスが溜まる一方なのだが、当の本人は優勝を逃したことを別に悔しがるわけでもなくつねに淡々としている様子にヤキモキするファンは多いのでは無いだろうか。その最大の原因は「敗けても収入がどんどん上がる」錦織選手のコート外での「勝利」があるからだ。彼のプロテニス選手としての昨年度の収入はフェデラー、ナダルに次いでランキング3位の38.4億円、しかも昨年は手首の怪我で5ヶ月間も欠場し世界22位にまでランキングを落としていたのに収入では世界3位。どういうことかと言えば日本の多くの企業が彼のスポンサーについているからだ。アサヒビール、NTTグループ、日本航空、LIXIL、日産、ユニクロ、ウィルソン、ナイキ、ジャガー、タグ・ホイヤー、プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)。しかもスポンサー各社のほとんどが2020年東京オリンピックのスポンサーであり、錦織選手との契約期間はその2020年以降まで有効なのだ。つまり、日本の多くのスポンサー企業が錦織選手に付いている限り、「金持ちケンカせず」億万長者の錦織選手は決勝の舞台だからと言って日本のファンのために「踏ん張る」必要なんてさらさら無い事がこれでお分かりいただけたかと思う(笑)