
オーディオブランド「Beats by Dre」が、世界を代表するアスリートとして選んだMLBの大谷翔平、NBAのジェームズ・レブロン、FIFAのリオネル・メッシが登場するCMを公開した。MLBファンの中には、大谷が2021年、2023年、2024年にMVPを受賞。ジャッジは2022年、2024年のMVP受賞と2人とも球界最高のスターとしての地位を確立しているのにMLBを代表するスター選手として大谷選手だけが選ばれたことに疑問を呈する声もある。そんな中、米スポーツ専門サイト「Sportco」が発表した「2024年に最も稼いだアスリート・ベスト100」によれば、全体21位の大谷は24年だけで実に7250万ドル(約110億円)もの破格収入を稼いだ。内訳は年俸が250万ドル(約3億8000円)で、スポンサー収入が7000万ドル(約106億円)、ドジャースの年俸は大半を後払いにしているためスポンサー収入額が年俸をはるかに上回る結果となった。大谷がスポンサーから7000万ドルの収入を得たのに対し、24年のジャッジはその10分の1である700万ドル(約10億6000万円)にとどまった。スポーツウェブサイト「エッセンシャルスポーツ」は、この2人の数字を比較して、「オオタニは今や野球選手という枠組みではなく、世界的な現象を引き起こすスーパースターの存在になっている」とし、「野球は常にアメリカのゲームであり、その最大のスターは自国産だった。この論理を打ち崩すほどに、オオタニのスター性は常識に反している」と脱帽する言葉で締めくくっている。