ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

ゲイを告白したAppleのCEOティム・クックは本当に無能なのか?

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4年前にゲイであることをカミングアウトしたAppleのCEOティム・クック氏が先日のTVインタビューで「ゲイであることは神が私にくれた最も大きな贈り物だ」と答えてさらに大きな波紋を呼んでいる。クック氏はまたこのインタビューの中でカミングアウトしたことがリーダーとしての自分を助ける面があったとし「少数派の人間になることがどんなことかを(カミングアウトしたことで)学んだ」と語っている。Apple創業者で天才肌だったスティーブ・ジョブス氏のあとを継いだティム・クック氏は「Appleをつまらない会社にした」「ジョブス氏と比べたら無能だ」などと揶揄されているが彼がCEOになった年の売上12兆円が就任5年目にはその倍の24兆円にまで拡大してみせたヤリ手の経営者でもあるクックCEO。それでもなお彼が「無能」呼ばわりされるのは3年前「もしPCを検討している人がいるならなぜPCを買うのか、と思う。いやまじめな話どうして買うんだろう?」という驚愕の発言を行ったことがその一因なのだ。彼が言わんとした真意はiphoneやipadの時代になぜ時代遅れなPCなぞ買うのか?ということなのだが、かつてはApple社の基幹商品であった高性能パソコンを否定するかのようなこの発言とiphoneやipad頼みで十分だとする経理畑出身の彼らしい売上至上主義でPCの技術革新には目もくれない経営姿勢を危ぶむ声が「クック無能説」を生み出したのだ。果たして、クック氏が言うように10〜20年先まで「パーソナルコンピュータ」の分野はiphoneやipadだけの機能で事足りるのだろうか?スティーブ・ジョブスがクック氏にCEOを任せた時に「Appleの最も輝かしく革新的な日々はこれからだと信じている」と餞(はなむけ)の言葉を送ったが、カミングアウトしたクック氏はCEOとして「革新的な日々」をAppleの歴史に刻む事ができるのだろうか。