度重なる北朝鮮のミサイル発射、打ち上げのたびにその技術は高度化しついにはアメリカ本土にまで到達する技術を身に付けたと言われている。あとはミサイルに搭載する核弾頭の小型化が済めば北朝鮮は日本やアメリカを完全に標的にすることが出来ると言う恐ろしい現実がやってくる。これに対して我が国はどれほどの対策を講じてきたのだろうか。アラビアを起源とする古い西洋のことわざにOstrich putting it's head in the sand.(砂の中に頭を隠したダチョウ)というのがある。現実的な問題に何も対処しようとせずに問題から目をそらし続ける人を指すコトバだが、まさに現在のニッポンは砂の中に頭を隠したままで北朝鮮の核ミサイルに何らの手も打てないままで居るだけだ。万が一攻撃されたらの備えとしてアメリカが保有する核ミサイルを借りて自衛隊機で報復するなどの具体的な対応プランはまるで見えてこない。北朝鮮から発射されるミサイルを撃ち落す迎撃ミサイルの精度がどれぐらいあるのかもマスコミは知らせてくれない。加計学園問題で忙しいマスコミ報道は日本人の多くの生命が危険に晒されている現在の状況にもまさに砂に頭を隠したままのダチョウにソックリではないか。かっての日本人拉致事件は言ってみればはっきりした北朝鮮によるテロ事件ではないか。それさえも未解決のままで拉致被害者の家族はどんどん歳をとっている現実を見てもニッポンは砂の中に頭を隠し続けるダチョウ状態をすぐにでもやめ実効力のある北朝鮮対策に取り組む時では無かろうか。時間は待ってくれないのだから。