ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

日本特許の「錬金術」、ゴミの中から金銀31キロ1億円分を回収。

人口72万人の神奈川県相模原市の清掃工場の焼却炉から、1年間で約31キロの金と銀が回収された。一般ゴミとして捨てられる小型家電類の基盤などには貴金属が含まれ、焼却炉メーカーの「神鋼環境ソリューション」(神戸製鋼G)がゴミとして捨てられた基盤などから金銀を回収する技術を編み出したからだ。相模原市の焼却炉は同社が設計、建設した「流動床式ガス化溶融炉」。高温で炉内を流れる砂にごみを入れ、ガスと炭化物などに分解する。通常は鉄やアルミを回収するが、同社は2018年度から金銀が回収出来ないかを検討。3基ある炉の底に積もった比重の重い砂から金銀を回収する特許技術を編み出したという。同社は、相模原市に「都市鉱山とも言われる廃棄物の中の貴金属資源を取り出し、有価性が上がれば市にも貢献出来る」と提案し、実現に漕ぎ着けた。回収された31キロの金銀は時価1億円相当。特許を持つ同社の収益などを差し引いた約3700万円が相模原市の雑収入になったのだ。「神鋼環境ソリューション」では、回収した金銀の濃度や質についてさらに調査し、パラジウムや白金、レアアースなども含まれていないかをさらに研究する方針だという。人類が長い間夢を見続けてきた「錬金術」、ゴミの中から1億円分の金銀を取り出して見せた「神鋼環境ソリューション」は、「令和の錬金術師」と言えるだろう。中国や韓国にその「高い技術」を盗まれないことを祈りたい。