ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

じぇじぇじぇ、TVから干されても自力で年収6億円。

2013年NHKテレビで放送された連続テレビ小説「あまちゃん」で主役を務めドラマの中の「じぇじぇじぇ」のセリフが流行語対象にも選ばれた女優の能年玲奈さん⬆。当時、「給料5万円」や「明日着る下着がない」「財布に200円しかない」など悲惨な状況が報じられた彼女は、所属事務所への不満から独立したが、事務所からの独立報道でTVドラマの世界から追放されてしまった。事務所との契約で「能年玲奈」の名前も使えなくなり、仕方なく女優名を「のん」に改名、ここから彼女の女優としての復活ドラマが始まった。先ず、所属プロダクションにこだわらない地方の農協や銀行などのCMに出演、個人事務所のため、出演料はまるまる彼女の手元に残り、TV界から干されていても年収は1億円以上をキープ、さらに、「あまちゃん」のおかげで中国・台湾・香港でも知名度の高い彼女は、ロート製薬やユニクロの中国向けキャンペーンCMに起用されたりと日本でのテレビ出演はないのに年収で6億円を稼ぎ出すようになったという。女優の所属事務所からの独立とこれに対抗するテレビ業界という構図を、見事に突き破った能年玲奈さん、彼女のめげない努力が古い体質の芸能界の壁を打ち破ったのは見事だが、一方で女優がテレビで干されても怖くない時代になったということは、それだけテレビの力が、他のメディアより落ちてしまったということだろうか。