
国立がん研究センターが「アルコール飲酒と認知症の関連について」調査した結果に注目だ。1995年と1998年に実施したアンケート調査に回答した45~74歳の約4万3千人の男女を2016年まで20年以上追跡した調査結果にもとづき、アンケートから把握した「飲酒状況と認知症との関連」を調べた結果を2023年3月に公開したものだ。それによると、2007年から2016年までの要介護認定情報から、アンケートに回答した人の内、4,802人(11%)が認知症と診断されていることが確認できた。アンケートの解析の結果、多量飲酒者(アルコール摂取量が週に450g以上=200ccコップでビール毎日6杯以上)の人と非飲酒者(アルコール摂取ゼロ=まったくアルコール類を飲まない)人が、認知症のリスクが高く、アルコール摂取量が週75g未満=200ccコップで毎日1杯)の人が認知症リスクが最も低いという結果が出た(⬆️グラフ参照)。また、週1回以上飲酒する規則的飲酒者に限定すると、飲酒量が多いほどリスクが高くなる傾向が認められた。調査結果で意外だったのは、まったくアルコール類を飲まない人が「認知症リスクが高い」という点だ。下戸のあなた、早速、認知症予防のために毎日コップ1杯のビール習慣を持ってみては如何?