ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

朗報!刺し身の寄生虫を高圧電流で殺虫するアイデア社長。

魚介類にひそむ寄生虫「アニサキス」による食中毒被害が相次いでいる。胃を突き刺すように侵入し、下腹部の激しい痛みや嘔吐を引き起こすとされる。この食中毒を防ぐため、創業以来30年以上に渡り、アニサキスと戦い続けてきた水産加工会社社長が、試行錯誤を重ねた末に、昨年6月、切り身に高圧電流を瞬間的に流してアニサキスを殺虫する画期的な装置を開発した。福岡市の水産加工メーカー、ジャパンシーフーズの井上陽一社長(⬆上写真右)がその人だ。アニサキスは、サバやアジのほか、サンマ、カツオ、イワシ、サケ、イカなどの魚介類に寄生。白色で少し太い糸のような見た目をし(⬆上写真左)、長さは2~3センチ、幅は0.5~1ミリと目視できる大きさだ。もともと魚介類の内臓に寄生しているが、魚介類が死亡し時間が経つと、内臓から筋肉に移動することが知られている。アニサキス食中毒をめぐる盛んな報道で、消費者の生食への警戒感が高まり、井上社長の会社の売り上げは、20%近く落ち込んだこともあったという。「刺し身の鮮度を保ちつつ、アニサキスを撲滅できる方法はないか」と熊本大学と共同研究の結果、「パルスパワー」という瞬間的な超巨大電力を用いた新たな殺虫方法を開発。こうして世界にも類例がない「アニサキス殺虫装置」が誕生したという。日本の「刺し身で生の魚を食べる文化」の危機を救ったこの井上社長のアイデアに拍手を贈りたい。