100歳まで今年6月にあと2年となる瀬戸内寂聴さんが、最新著書『寂聴 九十七歳の遺言』の中で「不倫でも何でもやったらいい!」と発信している。「若い人だけじゃない。四十代、五十代になると、恋愛なんてもう出来ないと思いこむ人が多いようです。それは、ほんとに好きな人とめぐりあっていないだけ。いくつになっても気になる人がでてきます。恋は雷に打たれたようなものなんです。 不倫だってそう。『結婚している人を好きになっちゃいけない』なんて言われても、ほんとに好きになったら止まりません。昔は、よその旦那や女房と仲よくなったら牢屋に入れられました。姦通罪で警察に捕まって社会的に切られてしまったのです。それでも、不倫は懲りずに人々の人生につきまとっていました。生まれてきた以上は、やはり好きな人にめぐりあって愛しあった方がいいに決まっています。相手に奥さんがあろうが旦那さんがあろうが、そんなのは問題じゃない。年齢だって関係ありません」と不倫についてもおおっぴらに肯定している。寂聴さん自身も、夫の教え子と不倫し、夫と長女を残し家を出て小説家となり、有名作家だった井上光晴氏との不倫にいたるまで豊富な不倫遍歴の持ち主だった。文化勲章受章者であり、僧職にも有る97歳の寂聴さんからの「ススメ」だからといって、一般人がうっかりこれを鵜呑みにしたならば、きっと痛い目にあうに違いない(笑)