サッカー日本代表が、過去13回の対戦で一度も勝てなかった「サッカー王国」ブラジルから歴史的な初勝利を収めた。強豪ブラジルに対して構える守備で臨んだ前半は急にペースを変えて攻め込んでくるブラジルに対応できず2失点と勝利が遠のく試合展開となったが、後半、日本は「構える守備」ではなく「奪いにいく守備」にスイッチ。すると、相手のミスから2−1と1点差に迫り、ここから試合の流れが一変、伊東純也のクロスから同点に追い付き、直後にもCKから伊東が正確なクロスを供給し、これに上田綺世が頭で合わせてついに逆転に成功、初勝利を収めることが出来たのだ。試合後、守備で激しいチャージを見せるなど、中盤でブラジル選手と互角に戦っていたボランチ鎌田大地選手⬆️は、歴史的な勝利の試合を振り返って、「前半2点を入れられてもそんなにやられた感じはしなかった、後半リスクのある守備に変更した時に、デュエル(1対1)のところで相手を上回れたことが大きな要因かなと思います」とコメントした。英国プレミアリーグでデュエルの強さ、組み立て、好機創出で高い評価を受けている鎌田選手が「勝因」は、ブラジル選手との1対1のデュヱルで相手を上回っていたから、という頼もしい理由を聞くと、8ヶ月後に迫ったW杯での日本代表の活躍に大きな夢が膨らんでくる。
50歳過ぎたら下山する景色を楽しむ、92歳作家五木寛之。
1960年代から若者を中心に幅広い層にブームを巻き起こしたベストセラー青春小説を次々と世に送り出してきた直木賞作家の五木寛之さん。92歳になった現在、「人生100年時代」をどう生きるべきかについて、次のようにアドバイスしている。「人生100年時代、(人生を山登りに例えると)50歳をひとつのピークと考え、まずは人生の前半期で50年かけて山の頂をめざしていく。そして後半生、残りの50年でゆっくりと下山をしていくのです。下山というと、登山に比べて、少し寂しげな印象があるかもしれませんが、決してそうではありません。下山にこそ、自分の人生をより豊かなもの、より幸福なものにするための本質的な何かがある。私はずっとそう訴え続けてきました。また、過去を振り返り、回想することは、むしろ下山の醍醐味だと思います。登るときには、脇目もふらず、後ろも振り返らず、必死に上へ、上へと登っていきます。まわりを眺める余裕なんてなかったはず。だからこそ、山を下りるときは、自分の歩んできた道や下界の景色、自分が立った頂上などをのんびりと眺めながら下っていく。そうすることで登りでは気づかなかったこと、見えなかったものが見え、それが人生を豊かなものにしてくれるのではないでしょうか」。50歳を過ぎたあなた、「下山の景色」楽しめてますか?
やってみませんか、スマホ依存から抜け出す5つの行動。
国立病院機構久里浜医療センターの名誉院長・顧問の樋口進医師、2011年に国内で初めてネット依存治療専門外来を設立したドクターだ。精神科医としてアルコール依存症やゲーム障害、ギャンブル障害などの予防、治療、研究に長年従事しており、ネット依存症治療の分野でも中心的な役割を果たしている。スマホを使いすぎてるので、しばらくの間手放そうと決意したはずなのに、気がついたらいつの間にかまた、スマホの画面を凝視している──「スマホの怖さをわかっているのにやめられない」という「スマホ依存」にあなたは陥っていませんか。このように、ついついスマホに依存してしまい、なぜコントロールがきかなくなるのか。樋口医師は「スマホに強く依存する最大の要因は“いつでもどこでも使える”モノだから」だと言う。樋口医師は、こうしたスマートフォン依存から抜け出すためのシンプルだが効果的な方法を5つ提案している。まず、1日24時間の活動を毎日紙に書き留める習慣をつける。次に、スマートフォンの使用時間をブロック(停止)する時間を事前に決める。その次、スマートフォン依存の原因となるアプリを削除する。4番目に、スマホを置いて家から出る(散歩など)。そして最後に、寝室にスマートフォンを持ち込まないこと、だという。スマホ依存に心当たりのあるあなた、さっそく実行してみませんか。
「数字」で見ると、佐々木朗希の「凄さ」がわかる。
MLBナ・リーグ優勝決定シリーズ進出を決めた、ドジャース佐々木朗希投手の8回・9回・10回を跨ぐ3イニング無安打・無失点のスーパーリリーフはなぜ実現したのか、彼がピッチングで示した「数字」がその理由を明確に物語っている。米投球分析家ロブ・フリードマン氏は自身のXに、「ロウキ・ササキの、時速89マイルのフォークと時速100マイルのフォーシームを重ね合わせた動画」を投稿。佐々木が同じワインドアップから投じた2つのボールは、最初は同じ高さにあったものの、フォークはワンバウンドし驚異の落差を生み出し捕手のミットに収まった。フリードマン氏は、さらに88.4マイル(約142.2キロ)のスプリットを投じた場面に注目「とんでもない88.4マイルのスプリット/フォーク……回転数はたったの427。(記録を取り始めた2008年以降で、これよりも遅い回転数の低いスプリットかフォークを投げたのは、MLB史上最速となる球速105.8mph(170.3km/h)の記録を2010年に出したチャップマンだけだ」と驚きをもって伝えている。『Yahoo Sports』のジャック・ベア記者は、佐々木投手が連続して投じたスプリットについて「最初の球は左方向に8インチ(約20センチ)曲がって落ちて(スライダー領域)空振りを奪い、次はわずか1インチ(約3センチ)縦に落ちて見逃し三振を奪った。さらにひとり前の打者には、右側に8インチ折れて沈むスプリットを投げていた。なんてこった。普通じゃ考えれない。片側に8インチ曲がり落ちた球が、今度は反対方向に8インチも動くなんて。唯一説明できる球種はナックルだが、佐々木はスプリットとして完全にコントロールしている。だからこそ唯一無二の「佐々木だけが投げられる魔球」なのだ。
朗希のスプリットはなぜ打てないのか、米スポーツ記者が解説。
ナショナル・リーグの決勝戦への進出、ピンチのドジャースを好リリーフで救った佐々木朗希投手のピッチングに注目が集まっている。決勝戦進出を決めるディビジョンシリーズ4回戦、1-1の同点で迎えた9回表、佐々木はリアルミュートに、内角低めに急速に落下する139km/hのスプリットを投げ、ストライクを取られたリアルミュートは、そのスプリットの軌道に驚きと動揺が入り混じった表情を見せた。佐々木は初球からこの“スプリット4連投”でカウント1-2と追い込み、最後は外へと投じた161km/hの剛速球で空振り三振に打ち取った。この佐々木の打てないスプリットについて米メディア『Yahoo Sports』のジャック・ベア記者はこう解説している。「どの球がスプリットなのかは、極めて遅い回転速度から判断できる。しかし、佐々木のスプリットの動き方は多様なため、速度と動きの範囲がスライダー、チェンジアップ、カーブの領域にまで及んでいる。『Baseball Savant』(スタットキャストのデータを閲覧できるサイト)は、佐々木が投げたスプリットを別の球種と一旦判断したのに、試合中にスプリットに訂正するほど佐々木の投げたスプリットは実に難解なのだ」。つまり、佐々木のスプリットの回転数や動き方が多様過ぎる「魔球」であるために、打者はどうしても「打てない」ということのようだ。
「ROKIに乾杯!」ドジャース監督、祝勝会でサプライズ。
MLBナ・リーグの地区シリーズフィリーズとの第4戦、ドジャースの佐々木朗希投手(23)が、チームが1−1と同点に追いついた直後の8回から登板、延長10回まで3イニングを打者9人に対して36球を投げ無安打無失点、2奪三振の快投で、チームをリーグ優勝決定シリーズに導いた。1−1の同点という緊迫した場面からの8・9・10回のマウンドを信頼して佐々木投手に任せたロバーツ監督は、シャンパンファイトの席で、開口一番「Cheers to Roki」(ロウキに乾杯!)と叫んだのだ⬆️。するとナイン全員も「ロウキに乾杯」と呼応し、若き日本人右腕をたたえる異例のコールでシャンパンファイトがスタートした。ロバーツ監督は、試合後の会見でも「本当に信じられない。彼が今夜見せた救援登板は、これまで私が見た中でも屈指のパフォーマンス。今季の出発点を考えると、1イニング、2イニング、そして最終的に3イニングを投げ抜いた姿は、チームに大きな勢いをもたらしてくれた」と絶賛、「彼の成長とチームへの貢献には、どれだけ言葉を尽くしても足りない。彼の中に〝特別な何か〟が芽生えているのを確かに感じている。そしてこの大舞台での活躍…。彼はまだその才能のほんの入り口に立っているだけ。心から誇りに思う」と23歳の若き日本人投手「ロウキ・ササキ」への大きな「期待感」について語った。
若者のディズニー離れが深刻、客層メイン40代は本当か?
東京ディズニーリゾートといえば、日本屈指の人気観光スポットとして知られるが、最近では若者層を中心に“ディズニー離れ”が進んでいるとネット上でウワサになっている。東京ディズニーリゾートを 運営するオリエンタルランド社が公式に発表している「年代別来園者比率」を見ると、コロナ禍の前までは50%台をキープしていた18歳から39歳の来場者が、コロナ禍以降の2022年度、2023年度では、10ポイント近くも減少している。それに対して、コロナ禍前は20%台だった40歳以上の来場者が、2023年度では33.2%にまで増加している。中人(12~17歳)や小人(4~11歳)といった子どもの来場者数は、コロナ禍の前後では大人と比べると「微減」程度で大きな変化は見られない。メディアや専門家は、このデータを取り上げて「若者がディズニーへ行かなくなっている」「ディズニーは中年のコンテンツになりかけている」と論じているというわけだ。確かに、2013年以降は毎年、3000万人を超える来場者があったが、新型コロナウイルスの流行を経て減少し、それ以来、来場者数は3000万人を超えていない。しかし、『ワンデー・パスポート』は大人の場合、最低でも7900円。また、ホテル事業も好調で、入場数をある程度制限したうえで、ひとりあたりの売上を向上させるという「高価格化路線」にシフトしたことで、入場者数は減っても、売り上げ自体は増えているという。つまり、「高価格化路線」にシフトしたことによって若者層にディズニー離れが起きたというのが「真相」のようだ。