ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

死ぬってスッキリして気持ちイイじゃない、100歳佐藤愛子さん。

 

昨年11月に🈵100歳を迎えた直木賞作家の佐藤愛子さん⬆、週刊誌のインタビューで100歳の心境について語った話が実にユニークだ。「耳も遠くなったし、もう書きたいという気力もなければ体力もない。庭を見ながら日がな一日ボーっと過ごしています。私は、特別才能があったから作家になったのではありません。書くこと以外できなかったのです。まあ、おかげでわがままに生きられたのはよかったですけどね。才能があるかないかなんてあまり熱心に考えなくてもいいのですよ。人生なんてなるようにしかならないのだから。(私が直木賞を取れたのは)才能じゃなくて、私の運がよかったのでしょう。100歳でこうして一軒家に住んでいられるのも、運がよかったからですよ。運というのはね、やっぱりあるんです。現代は損得勘定に長けていることが賢い生き方のように思われているようですが、お金がたくさんあれば強いかといったら、そんなことはありません。むしろ強いのは、お金やモノに執着しない人のほうでしょうね。(私は)もともとお金やモノには執着がないので、そっちは問題ありません。ただ、生きている間に喜怒哀楽の感情は整理しておきたいと思っています。悲しかったりつらかったりするのは嫌ですから。それにはもう少し修業が必要かもしれませんけどね。(死ぬのは怖くないのかという質問には)「怖いものですか。死ぬってこの世からいなくなることでしょ。すっきりして気持ちいいじゃない」と100年を生きてきた現在の心境について語っている。