ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

100歳寂聴さんの「才能がすべて」をゴルゴ13は否定してる。

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小説家で文化勲章受章者の瀬戸内寂聴さんが、ことし数えで100歳になる自分の人生を振り返ってすべては才能だと仰った。「私は小学校に上がってからは、成績優秀で、通信簿に甲(5)ばかり、つまり六年間「全甲(オール5)」でした。世の中に出て、学校の成績など、何の役にもたたないことを、嫌と言う程味わいました。世の中でひとかどになるには、本来、本人に備わっている才能だけです。一に才能、二に才能、三、四も才能、死ぬまで才能です。私は、才能のおかげで百近くまでこの世でウロウロしてるのですよ」と述べている。成功するには「才能」がすべてと言われれば我々凡人は立つ瀬がないが、「才能」という言葉で思い出されるのは、漫画「ゴルゴ13」の1シーン⬆。依頼者から「プロとしての成功する条件は」と尋ねられたゴルゴ13が「10%の才能と、20%の努力、そして30%の臆病さ、残る40%は…”運”だろうな」と答えているのだ。寂聴さんが「人生は死ぬまで才能」と語り、ゴルゴ13は、「成功に必要なのは10%の才能」と言う。果たしてどちらが正しいのか?やはり、ゴルゴ13が言う「10%の才能、20%の努力、そして30%の臆病さ、40%は”運”」と言うのが正しい見方だろう。若い頃「才能がある」と評価された人が、20年、30年という時間を経てなお才能に高い評価を維持してる人は残念ながら、ごく稀だ。寂聴さんは歳を重ねるに連れて、自分がしてきた努力や臆病(注意深さ)、そして運についての記憶がどうやら薄れてしまったように思われる(笑)