史上初の世界6階級制覇王者のデ・ラ・ホーヤ、５階級制覇王者で50戦無敗の王者フロイド・メイウェザー、そして世界８階級制覇王者のマニー・パッキャオ など世界の名だたるトップ選手をプロモートしてきたトップランク社CEOのボム・アラム氏91歳（⬆右）。米ボクシング専門YouTubeチャンネル「リトル・ジャイアント・ボクシング」に出演し、7月にスーパーバンタム級2団体統一世界王者スティーブン・フルトン（米国）を8RTKOで倒し、4階級制覇を成し遂げた井上尚弥について語った。「イノウエはもの凄い、もの凄いボクサーだ。おそらくマニー・パッキャオ以来、私たちが見たことがないほどのね。おそらく……かつてのパッキャオより上だ。彼はもしかするとスーパーフェザー級かライト級までも階級を上げていける可能性があると思っている」と話した。そしてパッキャオが、井上のトレーニングやキャリアをサポートしたいと話したと伝え聞くと「なぜだい？ 私はパッキャオが大好きだし、パッキャオはボクシングのことをよく分かっているが、彼がイノウエに何を加えられるだろう？ パッキャオが助けになれるような、イノウエに欠けているところはあるか？」と憤慨したのだ。30年以上に渡って伝説的なボクサーを次々とプロモートしてきたボム・アラム氏の「イノウエはパッキャオより上」という「評価」は日本人として実に嬉しい限りだ。
