ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

ナゼ4階級制覇の井岡一翔はタトゥーを隠し続けるのか?

f:id:gunjix:20200101013734j:plain

大晦日のボクシング・WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチで同級1位のシントロン(24)=プエルトリコ=を退け、初防衛に成功した4階級制覇王者、井岡一翔30歳。この試合に臨んだ井岡の左前腕部の肌が、茶色に変色(⬆上写真)しており、ネット上には「どうしたの?」の書き込みが見られた。実は、日本ボクシングコミッション(JBC)は日本人ボクサーに原則として入れ墨を禁止しており、入れ墨がある場合は、試合を行う際にマスキングする(隠す)ことを要請している。前回6月のパリクテ(フィリピン)戦でも井岡は、左腕のタトゥーをマスキングして試合を行っていた。今回はより濃いマスキングカラーを使用したため、地肌との色の差がハッキリと目立ってしまったというワケだ。井岡は2年前の17年大みそかに日本のボクシング界からの電撃引退を発表した後に、左腕にタトゥーを入れた。井岡は「思いは花であり言葉は芽であり行動は後で実をつける」という文言を英文字でタトゥーにしたのだ。その後、井岡は米国に渡って現役復帰し、1年前の2018年9月には米国でWBC世界スーパーフライ級シルバー王者アローヨと対戦、10R3-0の判定勝ちを収め王座を獲得している。ところがヘビー級やミドル級などの重量級が人気の米国で、軽量級選手がスターダムにのしあがるのは難しい現実を知った井岡は、2019年3月に日本ボクシング界へと復帰し、6月にWBO世界王座獲得と同時に日本人初の4階級制覇を達成、大晦日の初防衛にも成功した。井岡が左腕にタトゥーした 「行動は後で実をつける」の言葉通りの日本ボクシング界復帰後の大活躍、JBCには、日本人初の4階級制覇王者である井岡には、特例として試合のたびにタトゥーを隠さなくても良い、とする度量を持ち合わせては居無いのだろうか(笑)