ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

「アチョー!」ブルース・リーは、「腹上死」ではなかった。

世界的アクションスターとして死してなお、唯一無二の存在であり続けるブルース・リー⬆。その彼が人気絶頂期の32歳で急死したことで、死後50年 半世紀を経過した今でも、死因について様々な憶測がなされている。死亡した場所が、女優ベティ・ティン・ペイという愛人宅であったことから真っ先に「腹上死」説が囁かれた。しかし、実際にはベティ宅ではプロデューサーのチョウとともに三者で会合し、チョウが帰った後に容態が急変していたことがわかり、「腹上死」説は否定された。愛人と2人きりになったあと、ブルースが気分が悪いとトイレに立ちベティのベッドを借りて休んだが、いっこうに目を覚まさないブルースの様子に恐くなったベティは自分の主治医ジュー医師に連絡し彼が駆けつける。このときすでにブルースの瞳孔は開き、鼓動もなく心臓マッサージも無駄と判断する状態にあったという。このあと病院に運ばれ、そこでブルース・リーの「死亡」が正式確認された。検死の結果、ブルースに「脳浮腫」がみとめられたうえに胃の内容物からはマリファナが検出されたという。実は、この2ヶ月前に、ブルースはスタジオ内のトイレで同じように倒れているのを発見され病院に搬送されている。脳神経外科のウー医師が脳がむくみ脳幹を圧迫するおそれのある「脳浮腫」と診断、ブルースの嘔吐物からは大量のハシシ(大麻)が見つかり、これが発作を誘因したとされた。ウー医師は「ブルースが麻薬をやめることはない、たぶんまた運び込まれるだろう」とこの時予言していた。ブルースの死亡の引き金となった2度の「脳浮腫」が、麻薬の摂取によって引き起こされたのは明らかだ。つまり、本当のブルースの死因は「麻薬中毒」だったことがこれで明らかになったのだ。