ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

ジャニー喜多川、逮捕を逃れたのは「物的証拠」が無いから。

ジャニーズ事務所の故・ジャニー喜多川前社長によるジャニーズ少年達への「性加害問題」について、後を継いだ藤島ジュリー景子社長が、初めて公に謝罪の意思を明らかにした。ジャニーズ事務所代表が謝罪したことでこの問題は「幕引き」となるだろう。なぜなら、「物的証拠」が無いため故・ジャニー喜多川の「性犯罪」を明らかにする方法がないからだ。2002年、ジャニーズ少年たちによる「性加害」の訴えを、東京高等裁判所はジャニー喜多川による「性加害」の真実性を認める、という判決を言い渡したが、この「判決文」の中で、「ジャニー喜多川のセクハラ行為に関し、少年らやその保護者から捜査機関に対する告訴等がされた形跡もなく、捜査機関による捜査が開始された状況もうかがえない』と記されている点が重要なポイントだ。「性加害」を受けた少年たちの「保護者」からの訴えもなく、警察による捜査も着手できない状況で、ジャニー喜多川を逮捕できるわけがない、と「判決文」は言っているのだ。もし被害に遭った直後に、少年の保護者たちが訴え出て物的証拠(少年の肌に付着したジャニー喜多川の唾液や精液など)を提出していれば、捜査機関も積極的に動いて、ジャニー喜多川の刑事的責任を問うことが出来たのだが、どんなに悔やんでも「あとの祭り」だろう。保護者にとっては思いもしない芸能事務所社長による密室での我が子への「性加害」、我が子を何とかスターにしたいという「親心」を、逆手に取って現世での罪を逃れ切ったジャニー喜多川、八大地獄に落ちて閻魔大王から永遠の刑罰を受けている、と信じてあきらめるしかないだろう。