ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

大谷翔平、11勝目を自分で引き寄せた「全力疾走」を見たか。

エンゼルス・大谷翔平投手が、敵地・ブルージェイズ戦に今季11勝目を狙ってマウンドに立った。投げ合ったのは、リーグ3位の12勝を挙げ、防御率2・66と大谷を上回る成績を残している右腕のマノア。お互い譲らずに6回までスコアボードには0の数字が並ぶ緊迫した試合展開となった。しかし、0-0で迎えた6回表の大谷の第3打席で試合は大きく動いたのだ。この回、先頭のフレッチャーがレフト前にヒットを放ち出塁。続く2番のトラウトが四球で走者一・二塁とチャンス拡大した場面で大谷に第3打席が回った。大谷はマノアが投じた8球目、95マイル(153キロ)の高速シンカーにくらいつくと、これが投手マノアの前に転がるゴロとなった。マノアはまず二塁へ送球しこれはアウト、一塁へ懸命に激走する大谷への送球もアウトの判定⬆でゲッツーが成立と思われたが、大谷は自信満々のセーフのリアクションで一塁を駆け抜け、塁上へ戻った。エンゼルスはチャレンジを要求。ビデオ判定で判定がセーフに覆ると大谷は塁上でニッコリ笑顔。この後、レンヒーフォがレフト前にタイムリーを放ち、フレッチャーが生還してエンゼルスは貴重な1点を先制し、投手大谷に勝利投手の権利が生まれたのだ。この大谷の激走、全力プレーこそが、自らの今季11勝目を呼び込む貴重な先制点を生み出せたシーンだったと言えるだろう。