世界プロテニス女子の大坂なおみ(25)が今年最初のグランドスラムである全豪オープンを欠場。理由は明かされず、海外メディアにはこのまま一線を退くのでは、という臆測まで流れた。AFP通信は「大坂なおみは昨年9月以来、テニスの試合に出場しておらず、来週の全豪オープンを棄権したことで、元世界ランク1位の彼女が再びコートに立つことはないかもしれないという懸念が生じた」と報じた。ところが、この報道があった2日後、大坂なおみはメディアの引退説を否定するようにツイッターとインスタグラムに赤ちゃんの超音波検査の写真を投稿⬆。「 コートに戻るのが待ち遠しいけど、2023年は、ちょっとした人生のアップデートをします」と自分が妊娠したことを発表。さらに「人生は非常に短いと認識し、毎日が新たな挑戦と喜びに満ちています。その中の楽しみの一つが、自分の子供が私の試合を見て『あれが私のママ』と誰かに言うことです(笑) 」と綴った。女子プロテニスの世界で、出産を経てカムバックした選手はビクトリア・アザレンカ(27歳で出産)、セリーナ・ウィリアムズ(36歳で出産)がいる。この2人の偉大な女王は復帰後も4大大会で決勝に進出するなど力強いプレーをみせた。まだ25歳と若い大坂なおみ選手、「引退か?」という海外メディアの意地悪な憶測を振り払い、妊娠・出産で人生をアップデート(更新)することで、まだ優勝経験のない全仏・全英のグランドスラムに優勝し、日本人初の4大グランドスラム全制覇をぜひ達成してほしい。