ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

大量6失点、大谷投手が突然「裸の王様」になったワケ。

エンゼルスの大谷翔平投手、昨季のワールドチャンピオンで強打を誇るブレーブスを相手に6回まで5試合連続となる2ケタ11奪三振で無失点と完璧な投球をしていたのに、7回、突然先頭打者を歩かせるとオルソンに先制2ランを浴び、さらに8番アルシアには痛恨の3ランを浴びて一挙に6点を失い、降板する羽目になった。突然何が大谷投手をこれほどに崩れさせたのか。ブレーブスのブライアン監督は、2ランを放ったオルソンが大谷攻略のキーポイントになったと指摘した。「大谷はブレーブスと一度も対戦したことはなかったが、オルソンは昨年までオークランド(アスレチックス)でプレーして大谷と同じ地区にいた。彼は、この力強い右腕投手を十分に目にしてきた。オルソンは、この試合まで、大谷と対戦してきた打者の打席数の多さで2位タイの13打数1安打で2打点、3四球、6三振だった。オルソンは(大谷を)誰よりも目にしてきた。彼は我々の打者ミーティングで、選手たちに良いアドバイスをしていた」と大谷「攻略」の秘密を語ったのだ。大谷と一度も対戦したことのないブレーブスの打者達にとって大谷翔平は「馬鹿には見えない服を着た王様」だったのに、他球団で大谷からヒットを打った経験のあるオルソン選手が、大谷は服を着てない「裸の王様」だよと皆に教えたために一気に打ち崩されてしまったという訳だ。つまり、6回までブレーブスの打者は皆、馬鹿には見えない服を着た大谷投手の「威圧感」に圧倒され、バットを思うように振れず三振の山を築いていたに過ぎなかったのだ。