ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

世界の共通語HIKIKOMORI、各国の困った実情。

日本語の「ひきこもり」が「 Hikikomori 」としてそのまま世界中で使われる共通語となり、また実際に Hikikomori人数が海外の国々でも増えてきているという。「ひきこもり」の多い国には、日本、イタリア、フランス、韓国、中国など家族主義であることが共通点として挙げられている。一方、アメリカやイギリスといった個人主義の国では、社会に参加できなければホームレスになるため、「ひきこもり」は大きな問題にはなっていない。しかし、若者のホームレスの数は、アメリカで160万人、イギリスで25万人にのぼるといい、1万人以下の日本に比べるとはるかに深刻だ。日本に次いで「ひきこもり」が多いイタリア、2018年の報道では、14歳から25歳の約10万人の青少年が、勉強も仕事もしておらず、家族や友人との関係を拒絶しているという。日本の引きこもりとの共通点は、学校に対して恐怖を感じた経験があること、インターネットへの依存、昼夜逆転の生活リズム、が指摘されている。同じく「ひきこもり」の若者が10万人を超えているフランス、「Hikikomori」は若者世代がほとんどとされており、多くの場合、その原因が社会へ踏み出す第一歩でつまずくことが原因であるという。コロナ禍の生活苦からアパートを引き払い実家に戻った学生が多かったが、そのまま就職先が見つからず、自立機会が失われ、実家にひきこもる若者が増えたという。これほどに世界で共通語化したワード「 Hikikomori 」。そのルーツである日本は、その数100万人を超える「ひきこもり大国」だ。親に甘え続けることが許される日本独特の「甘えの文化」の成せる業(わざ)だろうか。