ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

アンソニー・ホプキンス「アスペルガー症候群」診断にNO!

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先月、アスペルガー症候群(自閉症の一種)と医者に診断されたことを公表した俳優アンソニー・ホプキンス(83)が、1ヶ月経って「私は診断を信じていない。何も違いを感じないからだ。大げさだと思うけどね。私は間違っていて無知なだけかもしれないが、ある方向で私は非常に集中していて、時々それに気づいたりするが、ただの私の行動に過ぎない。(医師の診断は)何もかもを一覧表にすることで人間のシステムを腐らせている気がする」と診断結果を全否定した。アスペルガーの人は、しばしば素晴らしい暗記力を示し、特定の分野に強い興味をもつ傾向にある。ホプキンスは、セリフを覚える能力が並外れてすごい俳優として知られている。さらに、ホプキンスは自分が演じるキャラクターに完全に没頭する俳優として有名だ。「私はキャラクターを分析したり、距離を置いて観察したり、どうしてそう行動するのか、を探るのが大好きです。私のキャラクターの捉え方は他の俳優とは違うかもしれません」と過去に語っている。ホプキンスのこうした高度のスキルが1991年の映画「羊たちの沈黙」のハンニバル・レクター博士の役⬆でアカデミー主演男優賞を受賞させたと言えるだろう。きわめて自然に役柄本人になりきっているかのような卓越した演技力を見せる名優アンソニー・ホプキンス、83歳にして、それが「アスペルガー症候群」のせいだという医師の勝手な診断は、決して受け入れ難いものだったに違いない(笑)