ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

アメリカの女性脚本家の疑問、日本人の「パリ症候群」とは?

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米人気テレビ番組「Last Week Tonight」の脚本家で絵本作家としても知られるジル・トゥイス(⬆上の写真)が、頭から離れないという日本人にまつわる「パリ症候群」という言葉についてツイートした。「(日本には)パリ症候群という言葉がある。パリが思ったほど良くなくて酷くショックを受けること。パリを訪れる日本人は特に感受性が強いみたい」とつぶやいている。彼女が不思議がる日本人の「パリ症候群」とは一体何なのか。今から28年前の1991年に、精神科の医師太田博昭氏が「パリ症候群」という著書を出版したのがそもそもの始まりだった。流行の発信地」というイメージに憧れてパリで暮らし始めた日本人が、現地の習慣や文化などにうまく適応できずに精神的なバランスを崩し、鬱病に近い症状を訴える状態を指す精神医学用語だった。現代では「パリにやってきてほどなくののちに生気を失った顔で帰国する日本人女性」を指す言葉へと変化している。「街中をファッションモデルのような人たちが歩いている」「みんなルイ・ヴィトンを身に着けている」などテレビ映画などによってつくられたパリのイメージに影響を受けた日本女性が、胸に描いてきた理想のパリと現実のそれとのあまりに落差がある薄汚れたパリの街並などに対する当惑によって混乱してしまう心の状態を「パリ症候群」と呼んでいる。ジル・トゥイスがツイッターで訝(いぶ)かったように、地球がどんどん狭くなっている現代に生きる日本女性は、そろそろ「パリ症候群」から抜け出す時、が来ているのかもしれない(笑)