ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

死ぬ時に見えるお花畑は、「ガンマ波」のせいとわかった。

 死の間際に、花畑や三途の川などの美しい景色が見えたという「臨死体験者」の話をよく聞かされる。こうした現象は、脳内で「ガンマ波」と呼ばれる特定の脳波の急増によって起こるという、研究結果が報告された。米国ミシガン大学の神経科学者であるジモ・ボルジギン教授をはじめとする研究チームが、2014年以降に回復の見込みが見えずに人工呼吸器を取り外すことになった4人の患者を対象として脳活動の計測を行って、それを突き止めたという。人工呼吸器を患者から取り外してから30秒から2分後、4人の患者のうち2人の脳で「ガンマ波」と呼ばれる特定の脳波の急増が計測された。2人の患者から検出されたこの「ガンマ波」は、通常の健康な人の脳で観測されるレベルよりも高いレベルで検出され、これまでの患者の最大300倍にも達したという。「ガンマ波」が最も検出されたのは、「側頭頭頂接合部」と呼ばれる脳の部位で、ボルジギン教授は「側頭頭頂接合部は、人々が体外離脱体験や夢を見た時に活性化することで知られている」と語り、「死に近づく患者の脳内では、生命の危機に際して、現代の科学技術で解明できない意識的な体験が繰り広げられている可能性がある」と推測した。臨死の際に見えるというお花畑や三途の川は、脳内の「ガンマ波」の作用によるという医学的なこの説明には、十分に納得できる。