大谷翔平投手がオープン戦のアスレチックス戦に先発。1回2/3を投げて打者10人を相手に、5個のアウトをすべて三振で奪った。これを見たレッドソックスで投手として活躍した上原浩治氏(45)が自身のツイッターで、投手として上々のスタートを切ったエンゼルスの大谷翔平投手(26)について「投げ下ろしてる感じがいいように思うなぁ。角度があって、ファストボールとスライダーのフォームも変わらず…」とかつてメジャーの投手として活躍した独自の目線で「投手・大谷」の投球を分析し、「素晴らしいね」と高く評価した。大谷投手が身長193cmの長身を活かして高い位置からボールを投げ下ろせるため、「角度のあるボール」を打者に対して投げられている点を上原氏は高く評価したのだ。角度のあるボールというのは、打者にとっては非常に打ちにくく、それは上下の角度だけではなく、クロスファイアーと呼ばれる左右の角度も打ちにくいのだという。メジャーリーグの投手の平均身長は191cmだが、大谷投手はその平均身長をさらに上回る長身から、平均身長187cmのメジャーの打者の目線に対して「ボールを投げ下ろす」ピッチングをし続ければ、「そんなに打たれることはない」というのがメジャーでピッチング経験豊富な上原氏の的確な意見なのだ。昨シーズンまで中6日登板だった大谷投手が今シーズンは中5日で登板予定で、登板数も打席数も増える、野球の神様ベーブ・ルースが持つ2刀流記録「投手で 13勝、ホームラン 11本」を達成するのも決して夢ではないだろう。